起立性調節障害を年齢世代別にみる体の変化について

成長する木

起立性調節障害は、中学時代・高校時代を通り過ぎると、年齢とともにつらい症状が軽減されるケースがほとんどです。

ただし、改善したからといって無理をしたり不規則な生活を続けたりして再発したというケースもありますので、自己管理は怠らないようにしましょう。

軽快してからの自己管理

体が成熟して大人になるにつれて、起立性調節障害の症状は軽快していきます。

多くの場合、高校を卒業するころには体調はすっかり安定して、大学や専門学校進学や就職に向けて、気持ちも明るくなってきます。

起立性調節障害の子どもの多くは、思春期を過ぎて成人する頃には、ごく普通の日常生活が過ごせる程度まで回復します。

しかし、中には何らかの症状が残る人も4割程度いると言われていて、完治したと思われても、ふとしたきっかけで再発することもあります。

起立性調節障害の症状を残さないためにも、食事バランスや質の良い睡眠、適度な運動を心掛けて、自律神経のバランスを崩さないよう自己管理を心掛けるようにしましょう。

年齢世代別の成長段階と体の変化

≪幼少期≫

交感神経や副交感神経などの自律神経系統の活動が、年齢と共に大きく変化する年代です。特に心身の成長が著しい幼児期は副交感神経の活動が活発なので、休息と睡眠をしっかりとることが必要です。

≪思春期≫

体が大きくなり、食事の摂取量や運動量が増える思春期は、交感神経が活性化する年代ですが、依然、副交感神経の活動が活発で、自律神経のバランスが不安定です。

思春期が終る頃には交感神経と副交感神経のバランスがとれてへいきん平衡状態になりますが、それまでは副交感神経の活動が優位になります。

成長期の体は、体の動かし方も大きく激しくなります。精神的な発達が一つの節目を迎える時期で、様々な精神的ストレスに対応する能力が高まる時期でもあります。

自分自身の悩み、家族や友人との人間関係、恋愛など、悩みやストレスに対処することがトレーニングになり、この時期を上手く乗り越えることができると、自立神経に良い影響を与えることができます。

≪青年期≫

成人になると、自律神経のバランスが整い、起立性調節障害の症状が軽減します。大学や専門学校への進学、就職などで一人暮らしを始める場合には、家事などにかかる体力的なリスクを考えることが必要です。

家事や食事の準備など、自分の生活を自分で全て管理するというのは想像している以上に体力を消耗し、精神的な負担にもなります。

就職する場合には、できるだけ定時で帰宅するようにするなど、生活リズムを崩さないように心がけるように工夫しましょう。

≪中年期≫

副交感神経の活動が低下して、交感神経が優位になります。高血圧・動脈硬化・高血糖など、生活習慣病の発症率が高まる年代です。

思春期以降は、交感神経が優位になり過ぎないよう、意識的に睡眠を摂るように心がけましょう。

まとめ

大人になっても、4割の人に何かしらの症状が残ると言われる起立性調節障害は、治ったと思った後も、自分の身体と上手く付き合っていく工夫が必要です。

食事バランス・適度な運動はもちろん、大人になるとなかなか確保しにくい睡眠は、質の良い睡眠を摂る方法などを工夫しましょう。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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