起立性調節障害の女性が妊娠した時の大まかな流れ

起立性調節障害で妊娠した女性

思春期を起立性調節障害でつらい思いをした女性は、将来の妊娠・出産に耐えられるのか?と不安になります。

しかし、むしろ起立性調節障害を経験したことで、パートナーの協力を得て、心身ともに安定します。

妊娠・出産のリスクは健康な人と同じ

妊娠は、健康な女性でも予想しない体調変化が起こったり、病気にかかったりすることがあります。

つわり・不正出血・妊娠時高血圧症など、様々な体調異常があり、症状にも個人差があります。

このような症状は、起立性調節障害の女性でも健康な女性でも発症率は同じで、妊娠中の経過についても、起立性調節障害の女性だから特別危険とか異常が起きやすいということはありません。

妊娠中は、起立性調節障害でも健康な人でも、つらさも注意しなければならないことは同じです。

一つ、起立性調節障害の女性が気を付けるとしたら、疲労や血圧についての自己管理です。

赤ちゃんが安定期に入ったからといって、無理をしすぎないように自己管理することが大切です。

妊娠後期には、大腿静脈圧迫による低血圧に注意して、めまいやふらつきを感じた時には、すぐに横になるようにします。

パートナーの協力で乗り越えよう

妊娠・出産は、健康な人でも心身ともに大きなストレスがかかります。

初めての妊娠であれば、健康な人でも不安でいっぱいです。

起立性調節障害の女性は、ストレスを受けると自立神経のバランスが崩れやすい傾向があります。

また、疲れやすい体質でもあるので、パートナーの理解と協力は必要不可欠だと考えましょう。

妊娠初期の「つわり」は、症状に個人差がありますが、健康な人でもつらいものです。

つわりは、体内に別の生命が宿ったために、変化した体の状態を調節しようとする自律神経の働きによって起こります。

体内に宿る赤ちゃんの存在を実感するための「一時的なシグナル」として、パートナーに協力してもらいながら乗り切りましょう。

つらい時には、つい両親を頼ってしまいがちですが、新たな家族を育てるために自立するという意思をしっかり持つことが大切です。

パートナーには本などを読んでもらい、起立性調節障害の特性について理解してもらうようにしましょう。

妊娠~出産までの流れ

【妊娠前期】

身体的・精神的にストレスかかり、自律神経のバランスを崩しやすく、「つわり」の症状が起こります。

通常、ストレスに対して働く自立神経ですが、起立性調節障害の場合には上手く機能しないことがあります。

交感神経が優位になるか、副交感神経が優位になるかは個人差がありますが、起立性調節障害の場合は自立神経がバランスを崩しやすいので注意しましょう。

【妊娠中期】

体調的に不安定な時期を過ぎると、つわりが始まる前と同じように、食べたり飲んだりが出来るようになります。

循環血液量も増加するので、血圧が上昇し起立性調節障害の症状が改善されます。

仕事を続けている女性の場合、体調的に楽になりますが、無理は禁物です。

疲れすぎないように、自分のキャパシティを良く考えるようにしましょう。

【妊娠後期】

子宮が大きくなって骨盤内に降りてくるため、大腿静脈を圧迫するようになります。

足から心臓に戻る静脈血量が減少して低血圧を起こしやすいので、長時間の立ち姿勢を続けるような仕事の女性は、特に注意が必要です。

ふらつく・めまい・気分不良などの異常があれば、すぐに横になるようにしましょう。

【出産】

出産のつらさや出産時の危険性、産後の回復については、起立性調節障害でも健康な人でも同じです。

起立性調節障害以外に注意しなければならない病気がなければ、起立性調節障害だからといって特別心配する必要はありません。

出産という女性にとって大きな転機を乗り越えたことで、体力や精神力がついて、逞しくなれるでしょう。

【子育て】

起立性調節障害が子育てに支障となることはありません。

体質的に体力がないので、無理しそうな時には、パートナーに協力してもらいましょう。

また、双方の両親にも、応援を頼める関係を築いておくことも大切です。

母乳を与える場合には、十分な水分摂取と栄養バランスを考えた食事を摂るようにしてください。

まとめ

起立性調節障害の女性にとっては、無事に妊娠できるのか、赤ちゃんを産むだけの体力があるのか、という不安があります。

しかし、妊娠出産は、健康な女性にとっても不安ですし、つわりなど予測できない体調変化が起こります。

妊娠・出産に伴う不安は、起立性調節障害だから特別というものではありません。

母親や友人など、先輩ママに経験談を聞いたり、不安な気持ちを聞いてもらったりするのも良いと思います。

赤ちゃんに会える日を楽しみに、前向きな気持ちで過ごすようにしましょう。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントは受け付けていません。