起立性調節障害で悩むとある高校生の1日の様子はこんな感じ

起立性調節障害のとある高校生

夜になると、テレビ・ゲームと、やりたいことが増えて、一通り遊び終えてから宿題に取り掛かる。

眠りにつくのは深夜で、家族が予測するとおり、やはり朝は起きられない。

家族には「だらしがない」と言われ、職場や学校では「怠け者」扱いされ、自分でもそうじゃないか…と思えるこの行動も、実は体のリズムが乱れてしまう、れっきとした病気の一つかもしれません。

その病気の名前は、「起立性調節障害」といいます。

そんな起立性調節障害のとある高校生をモデルケースにして、一日の様子を解説いたします。

起立性調節障害とは?その特徴について

起立性調節障害の大きな特徴は、「朝起きられない」という傾向があることです。

1日の流れで言うと、朝起きられず、昼間は体調不良が続き、午後になると改善して、夜は活動的になるということです。

通常、健康な状態の人は、日中活動して、夜になると体が眠る準備に入りますが、起立性調節障害では、夜になっても、体が休息状態に入らずに、テンションの高い状態が続きます。

このような状態が続くと、寝る時間がどんどん遅くなり、重症の場合では、朝方にならないと寝付けないという子どももいます。

とにかく起きられない朝の傾向

高校生であるAさんは、自分では、毎朝、間に合うように起きる努力をしています。

ですが、体が重だるく、頭痛もするので、ベッドから起き上がることが出来ません。

無理やり起きると、吐き気がしたり頭がふらふらしたりして、朝ごはんを食べる気にもなれません。

朝になると、家族が何度も声をかけて起こしてくれるのですが、毎晩夜更かししているのを知っているので、起こされるというよりも、怒られてばっかり。

毎日「夜更かしをしているからだ」と叱られるのが、とても憂鬱です。

学校へは、何とか遅刻ギリギリで登校しますが、午前中は頭がすっきりせず、授業に集中することが出来ません。

とうとう、授業について行けなくなり、成績が落ちてしまいました。

■ドクターの所見

「朝の寝起きの悪さ」は、起立性調節障害の特徴です。

症状が重度の場合には、お昼頃になっても、まるで昏睡しているように眠り続ける子もいます。

起立性調節障害では、朝の体調不良がもっとも大きな特徴として挙げられ、無理やり起きると、頭痛や腹痛、吐き気などの体調不良を起こします。

少しずつ回復して元気を取り戻す午後

何とか高校へはいくものの、遅刻も多く、午前中は頭がボーッとしていて、授業に集中できないAさん。

午前中の体育の授業では、フラフラになりながら、何とかこなすのですが、がんばり方が足りない!根性がない!といわれてしまいます。

病気にありがちな熱や咳き込むなどの症状はないので、体調不良を訴えても見学させてもらうことができません。

時々、頭痛や腹痛を起こして、保健室に行くことも度々ですが、まわりの友だちからも「さぼってる」とみられてしまいます。

午後になるにしたがって、症状が改善して、少しずつ元気を取り戻します。

高校から帰宅する頃になると、朝の体調不良がウソのように、テレビを観て大笑いしたり、ゲームに集中したりします。

遅い時間から宿題に取り掛かるなど、寝る時間になっても、テンションが高い状態が続きます。

親に叱られて、早めにベッドに入りますが、なかなか寝付くことができずに、携帯をいじっているなど、深夜1時2時を過ぎても目が冴えて眠れません。

まとめ

起立性調節障害の高校生を例にして1日の流れを書いていきました。

「朝起きれない」というのは実は起立性調節障害の可能性があること知っていただけたと思います。

もちろん、「朝起きれない=すべてが起立性調節障害」ではありません。

まずは起立性調節障害がどんなものなのか?それがわかっていただければ幸いです。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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