起立性調節障害の症状とは?主な症状や健常者との比較

朝が辛くて悩む女性

夜更かしをすると、健康な人でも朝起きるのがつらいと感じます。

だからこそ、回りの人から「怠けている」と思われて、OD(起立性調節障害)の子どもの精神的なストレスとなっています。
ODの子どもは、健康的な人が睡眠不足で感じる辛さではなく、さまざまな身体の機能障害によって、朝が起きられないのです。

この記事ではどんな症状が現れるのか書いていきます。

起立性調節障害の子どもは、こんな症状を訴えます

「起立性調節障害」という名称にもなっているように、ODの症状は、主に立ち上がった時に現れます。

自律神経が十分に機能しないために、血液が下半身に溜まってしまい、脳や全身まで酸素や栄養が行き届かないからです。

全身の血流が悪いために、手足が冷えるのも特徴の一つです。

血流を良くしようと働きかけると、動悸が早くなることもあります。

【おもな症状】
めまい、立ちくらみ、頭痛、動悸、倦怠感、イライラ、冷え性

思考力・集中力の低下、学力低下

自律神経系のはたらきを比較

では、健康な子どもと、起立性調節障害の子どもとの自律神経系の働きを比較してみてみましょう。

【健康な人の場合】
朝起き上がる

交感神経が働き、全身に指令を出す

血管が収縮する

血圧が安定する

自律神経系の「交感神経」は、血圧の低下を防ぐ働きをしています。

血管を収縮して心拍数を増加させて、全身の血流を調節し、脳への血流を促します。

人の体は、周囲の環境の変化を感じると、重力による血圧低下が起こらないように、自律神経が全身の血流を調節しています。

【起立性調節障害の人の場合】
朝起き上がる

自律神経がうまく機能せず、脳からの指令が出ない

血流が重力によって、下半身に集中する

血圧低下によって、脳の血流が低下する

ODの子どもは、交感神経が活発に機能しないために、全身の血圧を適正に保つことが出来ず、立ちくらみやめまいなどの体調不良が起こります。

血液によって運ばれるはずの酸素や栄養が全身に行き届かないために、思考力や集中力が低下し、疲れやすくなります。

通常、自律神経は、環境の変化に即座に反応するものですが、ODの子どもは、その反応が鈍いために、重力に負けて、脳に十分な血液が届きません。

そのために、下半身に血液がとどまってしまい、体調不良に繋がります。

理解されない起立性調節障害の悩みの原因

寝る時間になってもテンションが高く、親が注意しても深夜まで起きている子ども。

朝になって体調不良を訴えたり、起きられなかったりすると、健康な大人はどうしても、夜更かしと結び付けて考えてしまいます。
しかし、ODの子どもが日頃感じている倦怠感、めまい、頭痛などの症状は、自律神経系のバランスの乱れや機能不全によって引き起こされる症状であって、本人の意思や努力とは関係がありません。

朝起きられずに親から叱られる、遅刻して学校で注意される、勉強に集中できずに成績が低下するなど、本人にとっては非常につらく、ストレスの原因にもなっているのです。

まとめ

自律神経の働きは、全身の体調を整える大切な役割をしています。

しかし、風邪の症状や発熱といった病気と認識できるサインがないために、原因がわからず、怠けているだけだと受け取られがちです。

特に、子どもの場合は、周りの大人の反応によって、自分でもそれを受け入れてしまい、不安の原因に繋がっているかもしれません。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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