起立性調節障害の原因って?ポイントは自律神経にあった!

自律神経が乱れている子ども

夜なかなか寝付けない、朝起きるのがつらい。

自分でも「怠けているせいだ」と感じていた症状が、体の病気が原因だった場合、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?

ここでは、体全体のバランスを調整している「自律神経」の働きについて解説します。

自律神経の2つの機能

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

それぞれ、血管を収縮させたり心拍数を上げたりして、脳や全身への血流を調整して、血圧を安定させる働きをしています。

たとえば、血圧が上昇した時には、頸動脈と大動脈が刺激され、血管の運動中枢神経に血圧を下げるようにシグナルが送られます。

すると、過剰に機能していた交感神経が活動を低下させて、血圧を低下させるという具合です。

【交感神経】

・血流を促し血圧を上昇させる
・食べ物の消化を抑制する
・呼吸の量を増やし、体内に酸素を供給する

交換神経は、主に、体が活動するために働きます。
外部からの刺激に反応して筋肉を収縮させ、呼吸や心拍数を上げて、体や脳に酸素や栄養を行き届かせます。

【副交感神経】

・血流を抑制して血圧を低下させる
・食べ物の消化を促進する
・呼吸の量を減少させ、酸素の量を調整する

活動後の身体を休めたり、足りなくなった栄養を補給したりといった働きをします。
食事や睡眠によって、疲労した体が再び活動できるように整える役割を担っています。

2つの自律神経は、お互いにバランスを取りながら機能していて、どちらかが活発に機能している時は、もう片方は機能を弱めます。

わかりやすく言うと、綱引きをしていて、左右のチームがお互いに引き合っているような状態です。

こうして、2つの神経がバランス良く働くことで、本人が特に意識することなく、体は適切な状態を保つことが出来ます。

生きるために必要な体内のチームワーク

人の体の中には、心臓・胃・肺などの内臓、酸素や栄養を運ぶ血管など、生きるために必要な臓器があります。

それら全体がうまく機能するように、バランスを調整しているのが2つの自律神経、「交感神経」と「副交感神経」です。

■的確な判断でシグナルを送る中枢神経
脳・脊髄が「中枢」にあたり、体全体を取りまとめる総監督のような役目をします。
環境の変化や外部からの刺激を受けると、体を適正に保つために必要な判断を下し、指令を出します。

■忠実に体内環境をととのえる末梢神経
中枢(総監督)が発した指令をうけて、体全体に指令を伝えるキャプテンの役目をしています。
反対に、感覚系統からの情報を、中枢に届ける役目もしています。
この末梢神経の中に、感覚神経・運動神経と共に、「自律神経」があります。

バランスが調整できないODの子ども

人の体は、交感神経と副交感神経が、体内でうまくバランスをとりながら働く必要があります。

通常、人は外部の環境に合わせて、即座に心拍や呼吸を無意識に調整して体調を整えます。

しかし、起立性調節障害の子どもは、この2つの神経がバランス良く機能しないために、体調が悪くなったり、また、体調を立て直すことが遅れたりします。

そのため、下がった血圧がなかなか戻らずに、体調不良が長く続いてしまいます。

まとめ

人の体を健康に保つには、ただ内臓・筋肉・血液など、それぞれが健康というだけでなく、それら全体がスムーズに連携していなければ、体調不良として症状に現れます。

たとえ、消化器官に不調はない、血液の数値に問題はないなど、一見なにも原因が無いようにみえても、自律神経がうまく機能しなければ、健康とは言えないということです。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントは受け付けていません。