起立性調節障害は年齢や季節の影響に注意が必要な理由

思春期の女の子

起立性調節障害の症状は、季節や天候によって影響され、その日の体調不良にも波があります。

また、起立性調節障害になりやすい年代や、体質・環境変化による影響なども理解して、症状に対して正しく対処できるようにしましょう。

思春期は起立性調節障害の発症に注意

思春期は、心身の成長が著しく、内分泌系・神経系・循環器系など体の中に急激な変化が生まれます。

その変化によって様々な身体症状が現れ、自律神経が過度なストレスの影響を受けると起立性調節障害が発症します。

近年、起立性調節障害の発症の頻度が急増しており、現代の日本では、非常に多い病気の一つになっています。

明確な原因は特定されていませんが、夜型の社会環境や心理的なストレスが関係しているとみられています。

学校が終わった後に塾で夜遅くまで勉強していたり、テレビを観たり、ゲーム・パソコンをいじるなど、深夜まで神経が休まらない、現代社会の環境が一因になっているのかもしれません。

■中高生の不登校原因になる起立性調節障害
起立性調節障害は、小学校高学年あたりから増え始め、中学生、高校生の年代で一気に急増します。
その年代で体調不良を訴えて、不登校になっている子どもの70%にODの症状が見られます。
また、女子の方がやや多く発症する傾向があります。

季節・天候によって変動する症状

気温や気圧は、自律神経に影響を与えるため、健康な人でも、天気が悪い日や季節の変わり目などでは、手足がむくみやすい、体が重だるいなどの不快な症状を感じることがあります。

起立性調節障害の子どもは自律神経の調整がうまくできないので、気温・天候・気圧の変化は、身体症状に顕著に現れます。

現われる症状にも違いがあるので、子どもの体調や様子を観察して、適切な対応が必要になります。

■血圧が低くなるとき
春~夏にかけて
●雨天などの低気圧日に多い。
気温が高くなって汗をかくと、体内の水分が不足して、血液量が減少します。
それに伴って血圧が低下するため、症状が強く現れたり、重度化することがあります。
■血圧が高くなるとき
秋~冬にかけて
●晴れの日など
気温が低くなると、症状が軽減する子どもが多いのが特徴です。
交感神経が活発になりやすく、血圧が上昇します。
血流が悪いために、冷え性に悩む子どももいます。

起立性調節障害の治療とその後の生活

起立性調節障害は、治療さえすれば、すぐに治るという病気ではありません。

たとえ適切な治療をしたとして、ある時期から、完治して無症状になる場合もあれば、気温や気圧などの外的要因によって、症状が軽くなったり重くなったりを繰り返すこともあります。

また、思春期に発症した起立性調節障害が、成人したあとも症状が残ってしまうケースもあります。

中程度以上の起立性調節障害の場合、適切な治療を受けたとしても、軽度の症状を繰り返し再発したり、慢性的な症状に20年以上も悩む人もいますが、実際に治療を継続しているケースは、ほとんどありません。

つまり、起立性調節障害の多くの人は、症状と付き合いながら、通常の生活をしていると考えられます。

この場合、たとえ薬を服用しなくても、日常生活に支障を与えなければ「治った」と考えられるでしょう。

まとめ

成長期の子どもは、筋肉や骨といった肉体組織と心のバランスが崩れやすいといったイメージはありますが、全体をまとめる役割の自律神経に関して、大人は無関心になりがちです。

現代の社会的・精神的要因も影響しているのが起立性調節障害ですが、短絡的に原因を決めつけてしまわず、子どもの体調に気を配ることを優先する必要があります。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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