不登校の原因の1つに起立性調節障害があることを知ろう

いじめを受けてる女の子

親を悩ませる子どもの不登校や長期欠席ですが、起立性調節障害が原因になっているケースが少なくありません。

朝起きられない子ども、大人からみて都合のよい体調不良に見える子どもは、起立性調節障害の可能性があります。

周りから理解が得られずに、ますます重症化する前に、不登校と起立性調節障害の関係性について考えてみましょう。

起立性調節障害全体の3割、中等症以上で5割が不登校になる

起立性調節障害を発症すると、不登校になってしまう子どもは少なくありません。

軽症の場合には、治療をしなくても大丈夫な子どももいます。

しかし、めまいや頭痛、体のだるさなどがひどく、遅刻や欠席を繰り返して学力が低下したり、日常生活に支障が出たりするようであれば、適切な治療を受けなければいけません。

小学4年生から中学3年までで、不登校になっている子ども885人を対象にしたアンケートがあります。

  • 頭痛があるか?
  • 立っていると気分が悪くなるか?
  • 朝の寝起きが悪いか?
  • 午前中は体調が優れないか?
  • 立ちくらみやめまいがあるか?

このような質問に対して、約7割の子どもが「はい」と答えていて、起立性調節障害の症状に苦しんでいることがわかります。

不登校の原因は体調不良だけではありません

起立性調節障害の症状が強いと、遅刻や欠席が多くなり、学校の勉強が遅れる原因にもなります。

また、友だち同士の共通の話題について行けなくなり、ますます学校へ行くのがイヤになってしまいます。

起立性調節障害は、昼から夕方に向かって体調が回復しますから、親からは「夜更かしのせい」と叱られ、学校の先生や友だちからは「怠けている」と思われてしまいます。

起立性調節障害の子どもが不登校になる原因は、身体的な不調の他に、このような「孤独感」や「自信喪失」も大きな要因であることを忘れてはいけません。
周りの無理解によって、ますますストレスが蓄積され、起立性調節障害の症状を悪化させることも多いようです。

学校に行けない3つの阻害要因

起立性調節障害を発症して不登校になるまでには、色々な要因が重なっています。
子ども自身は、学校に行きたいと思っていても、「行きにくい」「行けない」状況になっているのかもしれません。

■身体的要因
自律神経の調節がうまくできないために、朝起き上がれない・頭痛・めまい・体のだるさなど、身体的な症状があります。これには遺伝的要素も関わり、日本人の体質に多いと言われています。

■情緒的・心理的要素
起立性調節障害という病気に関して周囲の理解がないと、「なまけ者」とレッテルを張られてしまいます。遅刻して授業の途中から教室に入るのは、心の負担が大きく、学校に行きにくくなります。

■社会的要素
起立性調節障害を発症する子どもは、周りに気をつかう性格の子が多く、人間関係で疲れている可能性があります。不登校になると、学校での人間関係から解放されて、精神的に開放されるという側面もあります。

まとめ

子どもの不登校は、親にとっても大きな悩みです。

子どものためにと思って叱ったり説得したりする周りの大人の対応が、ますます子どもを不登校へと追い詰めることにもなってしまいます。

朝起きられない子どもに、夜遅くまで起きている、朝起きられないといった部分だけを見るのではなく、子どもが置かれている環境全体を考慮する必要があります。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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