中学生でも起立性調節障害の受診は小児科に行くべき納得の理由

起立性調節障害の専門医

起立性調節障害は、小児の病気に詳しくない医療機関によっては、診断がつかないことがあります。

子どもが起立性調節障害ではないかと思ったら、まずは小児科を受診するようにしましょう。

中には、重大な病気が潜んでいる可能性もありますので、適切な診断が必要です。

起立性調節障害であると診断されれば、この先の対処法など、具体的に検討していくことになります。

それでは、わかりやすく、とある中学生をモデルにした、ケーススタディで見ていきましょう。

医療機関ごとに診断が異なるKさん

Kさんは、これまで特に大きな病気をしたことはありませんでした。

ところが、中学生になった頃から、母親か朝起こそうとしても、体のだるさや頭痛を訴えて、なかなか起きられなくなりました。

起き上がることが出来ないので、遅刻や欠席も増えて勉強も遅れがちです。

見かねた母親は、最初に、風邪をひいた時に時々訪れる近所の内科を受診しました。

問診や一通りの検査をしましたが、異常は見当たりません。

内科医は「精神的なもの」と診断し、精神科のある病院を紹介しました。

母親に連れられて精神科を受診したKさんは、「うつ病の疑いあり」と伝えられました。

「精神的な病」という診断は、Kさんにも母親にとっても、大変ショックなものでした。

抗うつ薬を処方され、薬を服用するようになると、Kさんの症状は治るどころか、悪化するようになりました。

Kさんの体調悪化について、母親が再度、精神科医に相談すると、「念のため、小児科で診てもらいましょう」ということになり、母親は、Kさんを連れて、幼い頃に通っていた小児科を受診することにしました。

■親がしっかりと子どもを観察しよう

病院の先生でも診断に間違いがある。という可能性を考慮しておくことが大切です。

先生も万能ではありません。ここは一番子どもを身近で見ている親がしっかりと見極めれるかが重要なポイントになります。

中学生も、まずは小児科で受診しましょう

小児科では、Kさんの症状やこれまでの経緯、検査の結果などから、「起立性調節障害」の可能性が高いと判断しました。

その後、時間帯を変えて何度か受診し、検査した結果、「起立性調節障害」と診断されたのです。

身体的な病気だとわかって、Kさんも母親も安心して相談することができました。

今は、小児科医の指導のもと、症状を抑える工夫ができるようになりました。

■広まりつつある起立性調節障害の知識
子どもの病気に詳しくない医療機関の場合、起立性調節障害は「身体的に異常なし」と診断され、精神科や心療内科を紹介されるケースが多いようです。

そこでうつ病と診断されると、抗うつ薬を処方されて、薬の種類によっては起立性調節障害が悪化する原因に繋がります。

近年、児童精神科医にも起立性調節障害に関する情報や知識が広まり、起立性調節障害の疑いがある子どもは、小児科を紹介されるようになっています。

中学生でも小児科でいいの?

子どもは、心と肉体の成長が複雑に絡み合いながら大きくなります。

子どもの体調不良は、心と体の両方が関係して起こります。

現代の中学生は、大人並の体格を持つ子どもも多く、親も大人と同様に考えて「小児科なんて」と考えがちですが、思春期までの子どもは、小児科医の専門分野だということを覚えておきましょう。

まとめ

最近では、小学校の高学年でも、大人と変わらない体格の子どもが増えています。

薬や食べ物をはじめ、親も大人と変わらない扱いをしがちですが、内面はまだまだ子どもです。

中学生になると、小児科では恥ずかしいと感じる年代かもしれませんが、正しい治療のためには、子どもの成長過程について、丁寧に見ていく必要があります。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントは受け付けていません。