起立性調節障害の問診⇒診断・治療方針確定までの大まかな流れ

起立性調節障害を診断する小児科医

起立性調節障害を発症しやすい年齢は、小学高学年~中学生・高校生です。

最近では、中学生くらいでも大人と変わらない体格の子どもも多く、体調不良で医療機関にかかる時も、子どもだけで受診させる親も多いと思います。

起立性調節障害の治療には、周りの協力が必要です。

体調について正確に伝え、医師からの指示を正しく受けるためにも、初診の時だけでも親と一緒に受診することをおすすめします。

初めて診断する・相談する

どこで診断してもらえばいいの?

朝、体が動かせない、起きられないなど、子どもが体調不良を訴えたら、どこで診断してもらえばいいのかというと、まずは近所の小児科を受診します。

大人と変わらない体格を持つ子どもの場合、親と同じ内科を訪れる人も多いですが、心と体が複雑に関係しながら成長する思春期頃までは、小児科の方が専門的な知識があります。

いつ頃受診すればいいの?

起立性調節障害の子どもは、昼過ぎから夕方にかけて、元気を取り戻し、健康な状態に回復していきます。

したがって、受診する一番良いタイミングは、体調が悪い午前中がおすすめです。

めまいや立ちくらみでふらつきがある時は、親が必ず付き添うようにしましょう。

問診⇒診断・治療方針決定まで

①問診

朝の症状や、1日の様子・学校での様子などについて問診を行います。

親が一緒だと話しにくいという場合は、医師と子どもだけで問診を行う場合もあります。

②検査・新起立試験

血液検査・心電図・胸部レントゲンなど、起立性調節障害以外の病気が潜んでいないかを検査します。

場合によっては、CTや脳MRIなどの検査を行うこともあります。

体調不良の原因が、他の病気ではないと判断されれば、新起立試験を受けます。

■新起立試験とは
起立性調節障害タイプや重症度を判定するテストです。

体を傷つけるような試験ではありませんので、安心して受けられます。

③心理影響チェック

起立性調節障害の本質は「心身症」にあり、体とメンタルの両側面から診ていく必要があります。
体の症状と併せて、メンタル面でのストレスを調べるために、面談や簡単な心理テストなどを受けます。

④診断-治療方針決定

医師による問診や、それぞれの検査・チェック項目の結果から、具体的に「起立性調節障害」の診断が下されます。

症状や重症度によって、今後の治療法などの説明を受けます。

起立性調節障害診断には、複数回の受診が必要です

起立性調節障害の症状は、時間や天候によっても左右され、症状や体調もいつも同じではないため、日時や条件を変えながら、何度か検査をする必要があります。

1度の検査で起立性調節障害を見極めるのは非常に困難なため、医師は、様々は角度から問診や検査を行います。

まず初めに、重大な病気による症状ではないことを確認し、異常がなければ起立性調節障害の症状について、詳しく調べていきます。

ごくまれに、別の原因が発見されることもあるため、別の病気がみつかった時には、その病気の検査や治療を始めます。

まとめ

近年の中高生の体格は、大人とほとんど変わりません。

だからといって、大人と同じ医療機関にかかっても「起立性調節障害」の診断がつけられない可能性があります。

診断内容に疑問があったり、勧められた治療で症状が悪化したりするようなことがあれば、早めに小児科を受診するようにしましょう。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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