眠る時間は23時までに寝床に入る習慣をつけましょう

起立性調節障害の子どもは、交感神経が活発になる時間がずれてしまうために、健康な人とは異なる生活リズムになってしまいます。

朝起きられず、夕方から活動的になるのは、その為です。

学校に行くことができずに、ますます症状を悪化させる悪循環を断ち切るために、少しずつ、早寝ができる習慣づけを行います。

体内時計をリセットする習慣づけ

人間には、朝起きて、日中に活動し、夜眠るという体内時計が備わっています。

1日は24時間ですが、人間の体内時計は25時間周期だと言われ、健康な人は毎日1時間の時間修正を1日のどこかで行っているということです。

起立性調節障害の子どもは、1日27~30時間の体内時計を持っているという報告があり、1日に修正しなければならない時間が、健康な人よりも多いということになります。

健康な人なら、自律神経が無意識に行う時間調整ですが、その数倍もの調整が必要となれば、子どもだけで行うのは大変なことです。

眠る準備と時間を決める

脳も体も「活動モード」に入っているのに、無理やり寝かされたとしても、すんなりと眠れるものではありません。

布団の中で何時間も寝付けないというのは、子どもにとっても辛いものです。

起立性調節障害の治療は、できるだけ子どもの自主性を尊重して行いますが、布団の中で何時間もゲームや携帯をいじってしまうようなら、習慣化ができるまで、親も一緒になって「眠れる環境づくり」をしてみましょう。

■就寝時間を自分で決める

早寝早起きに少しでも近づけるために、「寝床に入る」という習慣づけを行います。
眠くなくても夜11時には電気を消して布団に入るなど時間を決めたり、いきなり時間を決めるのが難しいのであれば、いつもより30分早く床に就く所から始めましょう。

何時に寝れば何時に目が覚めるか、試行錯誤を繰り返しながら、子どもの適した就寝時間を見つけることが大切です。

眠る環境を整える

■リラックスさせる

活発に活動している交感神経を静めて、眠りにつくための副交感神経が優勢になるように、ヒーリングミュージックなど、心身をリラックスさせる静かな音楽をかけるのも効果的です。
毎日続けることで、体が条件反射を覚えて、音楽を聞くと眠くなるようになります。

■筋肉をほぐす

起立性調節障害の子どもは、血行不良のために、体中の関節・筋肉・腱が固くなっています。
寝る前に軽いストレッチを行い、首筋や肩、筋肉をほぐしたり、関節をゆっくり回転させて柔らかくしたりしながら、体の緊張をほぐすのが効果的です。また、ぬるめのお湯に浸かって、体をほぐしておくのも良いでしょう。
親も一緒に行うようにすると、心身ともに安心感が得られ、よりリラックスできます。

■部屋は薄暗く

寝る時間にいきなり真っ暗にするのではなく、眠る時間の少し前から、部屋を薄暗く感じる程度の明りにします。オレンジ系の電灯色じゃ、メラトニンの分泌を促進すると言われ、入眠しやすくなると言われています。

まとめ

起立性調節障害の子どもの体内時計が、健康な人の数倍も修正が必要ということが具体的にわかると、海外旅行で時差ボケを経験したことがある人なら、その辛さが理解できる人も多いと思います。

思うように体が動かない辛さ、苦しさ、体調の悪さが理解できると、親も色んなアイデアで乗り切ろうと親子で連帯感も感じられるようになるかもしれません。

親子で一緒に取り組むことで、子どもの精神的な安定にもつながりそうです。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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