起立性調節障害の相談窓口には自治体などの適応指導教室を利用しよう

適応指導教室

自治体や公共機関には「適応指導教室」が設置されています。

長期欠席や不登校の子どもが学校に籍を残したまま適応指導教室に通って、元の学校へ復帰するための指導支援を行いますので、このような機関を利用する方法があります。

また、不登校の子どもを対象とした私立のフリースクールなどもありますので、子どもに合ったところを探してみるのも良いでしょう。

自治体に相談して、子どもにあった復帰支援を探す

長期欠席や不登校の子どもにとって、学習の遅れは非常に重要な課題です。

自治体や公共機関などでも、適応指導教室の設置、ボランティアによる家庭訪問など、できるだけ子どもが学校に行けるような支援活動を行っています。

また、心身症の子どものための学習支援プログラムというのがあり、専門知識をもったスタッフによる家庭訪問や学習サポートを行っていますので、起立性調節障害の子どもの相談にも対応が可能です。

起立性調節障害の子どもの親は、学習の遅れに対して神経質になってしまいますが、子どもが興味を示したら自主性を尊重して、学習支援サポートを提案してみると良いでしょう。

学習支援プログラムの内容とは

不登校で家にこもるようになった子どもは、心身の衰弱が心配です。

医療機関で治療中の長期不登校の児童・生徒には、専門医を中心にサポートチームを組み、子どもの身体的・精神的の両側面から社会復帰支援を行います。学習支援プログラムはその中に導入され、子どもの自主性を尊重して行われます。

勉強への危機感を感じるのは、中学3年の半年~1年間が多く、支援プログラムを行う前に、医師から「学習に対する危機感」を子ども本人に確認します。

子ども自身が危機感を持ち、本人からの申し出があれば、初めて学習支援プログラムをスタートさせます。

■学習支援プログラムの例

週1回 90分(有料)
参考書や学校の教科書など、教材は自由

プログラムは、心理学を専攻する大学生や大学院生によってすすめられます。

学習支援プログラムは、一般的な家庭教師とは異なり、子どもと話をする専門スタッフ「メンタルアソシエイツ」によって行われます。

メンタルアソシエイツによる心理的ケア

「メンタルアソシエイツ」とは、起立性調節障害と心理学の研修を受け、子どもと話をするための専門スタッフです。

専門医の指導のもと、起立性調節障害のつらさを理解し、子どもの身体面・精神面の両方からケアを行います。

担当のメンタルアソシエイツは、子どもと同性のスタッフが選任されます。

子どもと話すことに慣れていて、起立性調節障害のつらさも理解してくれるので、子どもにとって安心できる存在になります。

■学習と生活のサポート

初めはメンタルアソシエイツと打ち解けるために、遊び半分、勉強半分からスタートします。

学習に入りやすくなったら、子どもの希望に合わせて、一緒に買い物や散歩など外出することもあります。

  • 勉強や進路などについての相談
  • 日常生活のコーチング

■心のサポート

メンタルアソシエイツが人生の先輩として子どもと話すことで、家族以外の人と接する練習にもなります。

子どもが自分の将来を想像し、受験やアルバイトの体験などを聞くことで、社会にでるための知識や情報を取り入れる窓口的な存在になります。

  • コミュニケーションの取り方
  • 自分の将来像の投影

相談から学校復帰までの流れ

相談からの大まかな流れは下記のような流れです。

1:子どもの症状が改善せず、このままでは不安を感じる

2:学校へ相談(学校を通じて利用の申込をすることが多い)

3:適応指導教室へ相談・面接

4:体験入室、その後の入学・入室

  • 学習支援
  • 集団活動(運動・創作・野外活動など)
  • 心理支援(相談・カウンセリングなど)
  • 生活指導
  • 学校への登校支援
  • 保護者の相談、指導 など

適応指導教室では、放課後に学校に行ってみたり、課外活動を行ったりして、学校へ行くことに慣れさせ、学校に復帰させるサポートも行います。

様々な活動を通じて学校への拒否感が緩和されてきたら、学期や学年の節目に相談室や保健室に登校できるように促します。

まとめ

受験を控えた子どもの親は、勉強の遅れや将来への不安が大きくなり、学校復帰を焦りがちです。

子どもの心のケアも大切なのは十分理解しているつもりでも、親だからこそ、心配するあまり時間をかけられないと考えてしまうかもしれません。

自分ではうまく子どもと接することが出来ないと悩む親は、このような支援プログラムの利用をぜひ検討してみると良いと思います。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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