起立性調節障害の生徒に対する学校・先生の対応3つのポイント

起立性調節障害の学生がいる学校

健康な人にとっては、朝起きられないのは「気持ちの持ち様で何とかなる」と簡単に考えがちです。

子どもが学校に来ている時は元気そうに見えるので、親から起立性調節障害だと聞かされていても、つい怠けの言い訳にしか受け取らない教師もいます。

しかし、起立性調節障害は体の不調であり、学校に行きたくても体が動かせないのだということを認識しましょう。

教師から見る起立性調節障害

遅刻や欠席が続くのに、午後からは元気になる起立性調節障害の子どもを見て、怠けている・気持ちの持ち様で治ると考えがちです。

そのため、熱心な教師ほど、子どもに対して叱咤激励してしまう傾向があります。

特に体育会系の教師は「疲れるのはみんな同じ」「根性が足りない」など励ますつもりで言ってしまいがちです。

これは、頑張って学校に行きたいと思っている子どもにとって精神的なストレスになり、起立性調節障害をさらに悪化させることになります。

起立性調節障害は身体的な病気であって、根性を出すだけで治るものではありません。

学校関係者は、起立性調節障害の専門的な知識をつけて、適切な対応をすることが大切です。

起立性調節障害は身体的な病気であることを認識する

学校の養護教諭では、すでに起立性調節障害の知識を持っている人も多くなりました。

その知識と起立性調節障害の子どもについての情報を、学校関係者の間で共有できるように進めていきましょう。

個別の対応が必要な子どもについては、医師の診断書があると情報共有がしやすく、教師の認識を高め、受け入れる体制づくりに役立ちます。

まずは、知識を持つ養護教諭やスクールカウンセラーが先頭になり、校長・学年主任・担任教師などと連携して、起立性調節障害を「怠け」「仮病」と疑うことなく、病気を理解し対応できる体制づくりが重要です。

本人と定期的に連絡を取る

担任教師を通じて子どもと定期的に直接連絡するようにします。

事前に電話などで訪問日時を相談して、いきなり家庭訪問するということがない様にします。

日時を決めておいても、子どもの体調によっては会えない場合もあります。

そのような時には、手紙を用意して、保護者を通じて渡してもらうと良いでしょう。

ただし、「学校へ来てね」というような直接的な文面は避けるようにします。

訪問を繰り返してもなかなか会えないとなると、自分が嫌われているのではないか?と気にする教師もいますが、色々な方法を使って連絡を取り合うことで、子どもにも教師にも負担が少なくなるように努めることが大切です。

主にこのような方法があります。

  • 電話
  • 家庭訪問
  • 手紙

本人と連絡を取り合う時は、出来るだけ子どもにストレスを与えないような配慮が必要です。

起立性調節障害の症状には季節や時間などによっても波があるので、体調によっては会えないこともあることを認識しておきましょう。

手紙の場合、どんなことを書けばいいのかというと、

  • 最近の体調や生活について教えてもらう
  • 教師自身の趣味や生活の話題など

業務連絡のような形式的な手紙ではなく、親しみを感じさせるような文面・内容が良いでしょう。

本人について尋ねる時は、「何時に体が動かせるようになったか?」「食欲はあるか?」など、体調について尋ねます。

問い詰めるような聞き方にならないように注意しながら、つらくても頑張っていることを認める言葉を選びましょう。

また、会えない時の手紙では、何度も尋ねると子どもは追い詰められていると感じてしまうので、教師自身の趣味や日常の話題など、親近感を持てるような話題を書くと良いでしょう。

まとめ

教育の現場では、教師それぞれの役目もあり、病気に関する知識は養護教諭にまかせれば良いと考える人もいると思います。

特に、校長から新人教師まで年齢の幅も広く、病気への理解・情報共有はなかなか難しいのかもしれません。

起立性調節障害の情報を共有する以前に、教師の病気に対する意識を高めることが必要だと感じます。

◆ おしらせ ◆
私の娘もかつて起立性調節障害でしたが、今は無事回復しています。
下記でその方法について解説しましたので、宜しければご覧ください。

>>娘の起立性調節障害を治した方法はこちら

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